Capriccioso Assaiの別館。
内容は無いようです。

2015年7月5日日曜日

15/07/05

2 件のコメント

7月です。

脱線

最近のテレビについてつらつら書いていたら盛大に脱線したけど、消すのもったいないので、そのまま掲載。

今年になってから各社のテレビについてあまりHPとかじっくり見ていなかったのですが、最近という程ではないですが(2ヶ月くらい前だったか)ちょっとしたことがあって見るようになりました。家電屋行って実機をゆっくり見てきたいところですけど、贅沢は言ってられないということで、HP見るだけで我慢してます。

各社のテレビを見ていて、漠然として思っていたことが、かなり具体的になりました。それはハイエンドの液晶パネル=4Kで、Full-HDのパネルは低価格が進んで、4Kパネルが出る前に比べると性能が落ちているということです。パネルメーカーが、Full-HD捨てて、4Kの生産に比重を置くようなることも分かります。

4Kが流行る前、Full-HDはパネルは、(個人的な印象ですけど)3Dと4倍速(もしくは倍速)というのがハイエンドでした。一部は直下型LEDや直下型LED+ローカルディミングという超ハイエンドもありました。

LGDは3Dの方式が偏光方式だったこともあり、あまり4倍速には拘りが無かったようですが、他メーカー(AUO、Samsung Displayなど)は4倍速によるフレームシーケンシャル方式で生産していた印象があります。

この時は、今行われているような広色域化というはあまり重視されていませんでした。BT.709(sRGBと同じ)の色空間では広色域化する異議が無かったというのもあるとは思います。

こんなパネルを使用した液晶テレビは、メーカーの押し売り的な3D機能を重視すること、動画質を改善するための高フレームレート化などがメインに行われ、またエコ対策でLEDバックライトがサイド型やエッジ型がメインで使われていたという印象があります。一部超ハイエンドは、直下型LEDとローカルディミングの組み合わせという具合だった気がします。

4Kテレビが出始め、パネルメーカーも4Kへの移行を重視し出すと今までの路線ががらりと変わり、消費電力ではなく広色域化、フレームレートアップではなく間欠表示法という方向になった印象があります。というか、現になっていると思います。

ただ、必然的な面もあるとは思います。

4Kへの移行により、まだまだ先に思われていたBT.2020の環境が前倒し的に進んだ事で、広色域化が重視された感じがあります。邪推すれば後述する高フレームレート化が難しくなったための付加機能(価値)とも取れます。あとは量子ドットや有機ELの影響もあるとは思います。

4Kになったことにより、液晶パネルの高フレームレートに対応することが難しくなりました。このため、倍速にすら対応しない4Kが多く、かなりの動画質の劣化が起きます。倍速や4倍速になれた目にはかなり劣った動画質に写るはずです。

このため、フレーム数を増やすことなくバックライトの消灯により、動画質の改善が行われるようになりました。間欠表示法や擬似インパルス駆動ですね(詳しくは本館記事へ)。

Full-HD時代は一部機種のみで、倍速や4倍速が進むことにより採用される事が少なくなった機能ですが、再び日の目を見る事になりました。もっと時代を遡れば、倍速駆動することが難しい時代にはよく採用されていましたが、高性能なLSIが安価に生産できるようになったため、徐々に使われなくなっていった機能でもあります。

間欠表示法動きぼやけの低減には効果がありますから良いことです。また、ローカルディミング対応機種もあり、垂直走査に追従する形での間欠表示も行なわれるので、画面全体の消灯より、より効果があり、自然な間欠表示が可能になります。

本館の「液晶の応答速度と残像の関係」の擬似インパルス駆動の項目では触れていませんが、画面全体の消灯の方法で行うと、走査が一番最初に行われる部分(基本的には画面の左上)と一番最後に行われる部分(基本的には画面の右下)との表示が違う(液晶の応答が異なる)ため、あまり綺麗な表示にならない(画面全体での表示不一致により違和感がでる)という問題が出ますが、垂直走査に追従するとこれがなくなります。ただ、上から下へバックライトを走査するので、CRTのようなフリッカが知覚され易くなります。

4Kパネルの高フレームレート化自体は対応することは可能ですが、フレームレート数が上がるほどパネルの価格も上がります。なので、現状では120Hz(倍速)がメインとなっています。メーカーによっては間欠表示とあわせて4倍速“相当”という表現を使って居たりしますが。

また、4倍速駆動すると補間するのにLSIの負担が大きく、また液晶パネルの駆動回路の負担が大きいというのもあります。単純にFull-HDの4倍の画素数ですから補間作業も大変です。ただ、表示を増やすのではなくて、フレームとフレームを見比べてから映像を作り出すという作業を行う必要があります。それも60フレーム/秒の間に倍速なら60回、4倍速なら180回です。

パネル側とテレビ本体側の問題で高フレームレート化は進まずということになっています。個人的には今後もあまり進まないと思っています。

HDR化が進むようになったことや、4K=ハイエンドでありFull-HDとの差別化のため、4Kパネルには直下型バックライトが採用されるようになり、またローカルディミングの対応の多くなっています。そしてあまり低消費電力に重きが置かれなくなってきたという印象もあります。

今日の読書

久々の読書です。

という訳で待ち望んでいた「オーバーロード第9巻」。個人的には今までで一番好きな巻になりました。

元々書籍版はWeb版とはかなり違う内容になっていましたが、基本的な物語の道筋は同じでしたが、今巻からまったく違う内容になっています。内容というと語弊がありそうですね。結末がかなり変わっていて、Webでの生き残り、書籍での生き残りなど、かなり異なり、今後は完全にWebとは決別した話しになっています。部分部分はWebから来ているのですが、まったく違うといっても良いと思います。

ふと思ったのは、アインズ様は、その時に演じるキャラ(モモンとアインズ)の性格設定に引っ張られているような印象があります。素があまり出てないというのでしょうか。モモンでは、アダマンタイト級冒険者として、アインズでは支配者として。モモンの場合にアインズとしての支配者として振舞う事は無いですし、その逆もそうです。

ネタバレになるので、詳しくは避けますが、ガゼフとのやり取りにまったくという訳ではないですが、素のアインズ(鈴木悟)の部分があまり主張せず、支配者としてのアインズが表に出ています。内面部分の描写がないのでそう思えるだけかもしれませんけど。

そのアインズ様が創造したパンドラズ・アクターの演技がヘタというのはどうなのでしょうか?
びっくりする程違和感がある演技だったのですけど。6巻でアインズだったパンドラズ・アクターの演技はどこに?

あと、誤字脱字が多い作品でしたが、今巻はかなーり少なく、違和感のある表現も少なくなっています。あとがきで校正の人が名前が出てくるので、今までと違う人になったのですかね。

10巻は今年の冬だそうです。アニメ化したので、短期間に出ると淡い期待をしていましたが、間が空くようです。

あと、コミカライズの1巻が出たので、書き下ろし短編目当てで購入しました。

コミカライズの内容は詰め込みすぎて何がなんだか。人間の脳は凄いですね、コミック内部分をちゃんと補間しながら認識できるのですから。

原作を読んだ事があるので、無い部分を補間あらすじ的な内容として分かるのですけど、原作読んだ事がない人には内容が伝わらないと思います。

オーバーロードは1冊の価格は普通の文庫本に比べると高いですけど、内容量的にはさほど差は無いと思います。その1巻をコミック1冊にしているのですから早足過ぎます。編集は何を考えているのでしょうかね?

アニメ化するし、ちょっとやって終わり、という考えなのか。
凄い薄い内容になっているので、コミックから入った人には是非原作を読んで貰いたいところです。ただ、最近1巻とか品薄みたいですけど(アマゾンにはないようですね)。

雑記

上の続き。間が空くのは、アニメの円盤での特典のためです。書き下ろしの小説が3冊あります。また、ドラマCDが2枚、設定集が2冊とかなり豪華です。

小説はくがねちゃん(11歳)の書き下ろしです。どのくらいのページ数か分かりませんが、amazonの独自通巻特典でこの特典用のケースを準備しているので、かなりあるのではないかと思っています。小説もCDも入るケースとかなら違うでしょうけど、小説用としているので。

ドラマCDも書き下ろしているなら、この作業もありますし、設定集も既存だけなら監修だけでしょうけど、無い部分もあるのならこれも書いているはずです。

こんな状態ならWeb版での下書きが無い状態に突入する10巻の作業が今年の冬(11月か12月)になるのも致し方ないかもしれません。ただ、初回特典のために、というのはアニメ化に興味ない原作ファンからすれば首をひねりたくなるかもしれませんが。

で、円盤を予約しようかなーと思い、どの店にするか、悩んでいます。1巻目だけの特典は一部店舗であるようで、でもその後の巻は不明です。面倒なことに通巻の特典があります。あまりパッとしないのですけど(絵が無いですし)、一応、アマゾンの特典が良さそうだなーと思っているのですけど、アマゾンは価格を下げなさそうで。

そうなるとどうするかなーと。

価格だけならJoshinとかでも良いのですけど、通巻の特典なし。そうなるとソフマップとか。ただ、マウスパッド貰ってもなーと。近所のDVDとか扱っている店、本買っているのと同じ店なんでポイントの共有ができるので、ここでもと思うと価格の割引が無いのでアマゾンで良いじゃんか、となるわけで。予約するとポイントが15%付くのですけど、1000円分ぐらいですし。

うーん、どうするかなー。

別に1巻の特典や通巻特典が欲しいわけではなく、初回特典が欲しいのですよね。ただ、貰えるならなーという気持ちもあります。優柔不断ですなー。

本館の報告的な

一応報告。

ジャパンディスプレイ」の記事のリンクミスと誤字、分かりにくい記述を見つけたので修正しました。
アクセス解析をふと見た際にページ内リンクをミスしているのを発見したのでそれを修正しました。アドレスに#が抜けていました。

VA方式/MVA方式」の記事の内容についてです。
結構前から把握していて一応の記述にしてあるのですけど、それについて。

この記事の液晶のポジ/ネガの記述部分です。一番初めは、両方使えるとなっていたのですけど、現在はネガのみとしています。

正確に記載するなら初めの両方使えるなんですけど、内容がネガ型についてのみなので、問題あるかなーと思いネガ型のみにしてあります。両方使えるとするなら、それについて記載しなくてはならないので。今のところやる気ないですから、現状ではネガ型のみという記述にしています。

2 件のコメント :

  1. 間欠表示とローカルディミングに関して、例えば東芝のJ10Xのインパルス駆動モード、J10のダイレクトモーション120がそれらに該当すると思うのですが、実際に店頭で見比べた場合、残像感はJ10Xのインパルス駆動モードの方が少なかったです。ただフリッカーもJ10Xの方がより感じられ「常用は厳しいのでは?」と思うほどでした。(明るすぎる店内での印象なので実際の使用環境ではまた違った印象になるかもしれません)

    PCゲーマーのトレンドはもっぱら144Hzモニタですが、メーカー側はもっとこれらの残像感低減技術を前面に押し出して欲しいところです。ゲームプレイに多大な影響を与えるはずなのに多くのレビュー記事ではなぜかスルーされており、残念ながらほとんどのゲーマーには認知されていません。

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    1. こんばんは、はじめまして。

      どのような設定だったかわかりませんが、J10Xは倍速あり、J10は倍速なしという違いもあります。
      そもそも私は「インパルス駆動モード」と「ダイレクトモーション120」の違いを知らないんですよね。
      説明文読む限りでは同じような機能ですし、違いを知りたくても機能のON/OFFが出来ないですし。

      動画がくっきり見える、よりフレーム数が増えて「ヌルヌル」動くという方が、インパクト有りますからね。パッと見で違いが良く分かりますし。
      動画がくっきり見えることは、ホールド表示ではまずありえないことなのですけど、一般的にはそれが普通と思われているのも大きいと思います。

      補間全盛の時代になり間欠表示が忘れられましたが、4Kや高解像度+高フレームレートの時代になってきたので、再び間欠表示が脚光を浴びると思っていたのですけど、機能の搭載はされるのですが、あまり注目されないので少しガッカリしています。

      注目されれば、機能搭載が増えますし、PCモニターでも採用されると思ったのですけど。
      PCモニターでは逆のフリッカフリーの時代になっていますから、採用するのは難しいかもしれませんね。

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