もう少し気温が落ち着いてくれないだろうか
Giant your vision Plus new life
ブログ更新をサボっていた時期の驚いた話題のひとつがオルタステクノロジーがGiantplusを買収したことでした。業務提携とかではなくて買収したのですから驚きでした。
オルタスはG1の生産ラインですから、生産能力はあまり高くありません。また、近年画面サイズが大きくなっているので、生産効率も良くないです。例え多種少量生産が主であっても。
そのため昔から他社の生産委託していました。例えばHannStarだったり。ただ、生産委託は委託先のラインの状況次第ですから、色々あったでしょうね。
今から日本にラインを新設するのも金掛かるということで、Giantplusを買収したのではないでしょうか?
GiantplusはCPTの子会社でした。事業的には元々はPM-LCDの生産を行っていましたが、CPTが保有していたG3(550mm×670mm)を譲り受け、AM-LCDの生産にも乗り出しました。さらにCPTからCF工場(G3/G3.5)、またG4(680mm×880mm)のラインも譲り受けています。また、TPの生産も行っています。
譲り受けてというよりは、CPTの不要のラインを…という感じもしないでもない。
・STN:G2(370×400)-- 5万枚/月
・TP:G2.5(370×470)-- 2万枚/月
・a-Si:G3(550×670)-- 5万枚/月
・a-Si:G4(680×880)-- 6万枚/月
・CF:G3(550×670)/G3.5(620×750)-- 5万枚/月
という生産能力です。あと中国にモジュールの工場があります。
G1
ひと時、G1ラインが見直されるというときがありました。多種少量にはG1が適している、という感じで。
まあ、特に何もなく終わってきましたが。
それもそのはずで、スマホやタブレット、テレビでもそうですが、年々画面サイズが大きくなっています。
例え1回の生産コストが低いG1でも、取れ数が少なければ、最終的な生産コストは上がります。
G1のサイズは320mm×400mmです。画面サイズが大きくなれば取れ数が減ります。
この話しを見たとき、正直「何言ってんの?」という感じでした。
OLED
Samsung DisplayのOLEDラインの稼働率がかなり下がっているようです。
iPhoneXの生産数が少ないのもあるようですが、iPhoneXの価格が高いのも原因のようです。
良く分からない書き方かもしれませんが、iPhoneの影響力はかなり大きいという意味です。
iPhoneXの価格高騰の一因にOLEDがある=AppleがiPhoneでのOLED採用を見直している=他スマホメーカーもOLED採用を見直している、という図式が出来上がり、OLEDの需要が下がっています。
iPhoneXではOLEDのサプライヤーがSamsung Displayのみですから価格交渉がし難いため価格が下がらないのもあるのかもしれませんが、これでSamsung Displayが自分の首を絞めているのが皮肉です。
JDIが液晶パネルの需要がある、という判断をしたのはこの辺からでしょうかね。
このため、Samsungだけでなく、他のOLED関連企業にも影響が出てきているようです。なんだかんだでAppleのiPhoneの影響力の高さを伺えます。
おはようございます。私にとって、タイムリーな話題有難うございます。
返信削除現在、オルタスさんもGPTも弊社のお客さんでして。昨年、オルタスさん(高知工場ですが)
を訪問した時にGPT担当者との交流について聞いてみましたが、特になにもないですよとのことでした。使用してもらっている材料は違うのですが、スペックに関してはGPTのほうが厳しく、来月も
納入スペックの件で打ち合わせをしてきます。ただ、材料を提供している方とするとG1サイズ程度が扱いやすいですが。この先どうなるのでしょう?
まさか1年以上前のネタをタイムリーな話題と言って貰えるとは思いませんでした。
削除子会社化の理由は記事で書いた感じだろうと思っているのですが、オルタス的には乗り気だったのかなーとも思っていたりします。
この子会社化は親会社の凸版の意向のように思えるので。100億ぐらいですし。
Giantplusの業績が良いので、特に何もなくこのまま行くような気もしないでもないです。