またひとつ年を重ねたぜ
31.5型QFHD
BenQが31.5型、QFHDの液晶パネル搭載モニター「EW3270U」を発表しました。VA方式のパネルです。
唐突ですが、面白い(?)ことに、31.5型は横寸法が698mm台と697mm台のパネルがあります。前者は「698.4×392.85mm」、後者は「697.685×392.256mm」であることが多いです。
両方とも31.5型なのですが、微妙にサイズ感が異なります。サイズが違うのですから画素サイズが微妙に違います。
で、今回のパネルはVA方式です。既存のパネルならシャープのパネルかInnoluxのパネルのどちらかだと思われます。BenQですので、AUOが新たに作ったという可能性もあるかもしれませんが、この場合、A-MVAと表記することが多いので違うんじゃないかなー。
シャープかInnoluxの2択なら、このパネルはInnoluxのMVAパネルだと思われます。
BenQの仕様を見ると分かりますが、有効表示領域が698.4×392.85mm」です。これはInnoluxのパネルのサイズです。シャープのパネルは「697.685×392.256mm」です。
一応ですが、このInnoluxパネルは正方形画素です。
BOE
第10.5世代のラインを稼動させ、また最近になり新たな10.5世代のラインを新設するBOEです。
ここまでラインを作る必要性があるのか疑問もありますが、今の内に覇権を取りたいのですかね。
BOEは第8.5世代のラインを立て続けに稼動させてきました。生産ラインのコピーを延々と続けてきたので、順調に立ち上がってきた訳ですが、今回は第10.5世代です。
当然ですが、先駆者がまったく居ない世代になります。SDPの第10世代がありますが、BOEとの大きな違いが生産する液晶方式の違いです。
SDPはVA方式、BOEはFFS方式です。今までのIPS/FFS方式の第8.5世代はLGDという先駆者が存在しましたが、今回は自らが先駆者です。
さて、うまく量産立ち上げできますかね。
生産ライン
BOEの件もそうですが、今後凄い勢いで新設ラインが稼動を開始します。
2,3年すると供給過剰になるとしか思えないレベルです。
液晶パネルや有機ELの需要が減る事はないと思いますが、スマホやタブレットの需要であって、大画面のテレビの需要はそこまで無いように思えるのですが…。
初めて書込みいたします。普段は内容を見て、勉強させて頂いております。
返信削除BOEの10.5Gについて、FFS方式はラビングOR光配向のどちらになるのでしょうか?
私、配向に近いところの仕事をしておりまして、少し気になり質問させて頂きました。
今後も楽しみにしております。
はじめまして。
削除G10.5ですが、おそらくラビングかと。光配向は2,3年くらいしてからじゃないでしょうか。
去年稼動した福州のG8.5は光配向もあるとBOE自身が言っていますが、G10.5は特にそういうことを言ってないですし。
おはようございます。ご回答有難うございます。そうですね、BOEの既存の工場のFFSはほぼラビングと思いますし。でも、10.5Gのラビング機は恐らく戦車のように馬鹿でかいのでしょうね。笑
返信削除これからも勉強させて頂きますので、よろしくお願い致します。
G8.5でもかなり大きいので、G10.5の大きさは想像つかないですね。
削除>戦車のように馬鹿でかい~
米軍のM1A2の車体長が7.93m、全幅が3.66m、全高が2.37m…G10.5のサイズが2940mm×3370mmですからほとんど同じサイズですね。
『戦車のように馬鹿でかい』。言い得て妙です。
こちらこそよろしくお願い致します。